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謙虚 

美しく整えられ清掃されている橋を歩いていて、その下を覗いたらの美しい渓谷の斜面には大量のゴミの山が連なる光景を見た。
日中の日差しから逃げる自転車ベチャや乗合バスのべモは姿を消し、バイクとマイカーが道路を占めている。
発展のエネルギーからは新たに生まれてくる排泄物も沢山ある。
その排泄物の受け皿はどこにあるんだろう。
アジアにはかつてどこにも自然へ人への感謝に対するおもてなしの文化があった。
その形がまだ生活に残っているバリ島では、経済発展の波とともに追いつかない問題をいっぱい抱えているだろう。

自分についてはどうか。
新たな進化を求め、目の前にある問題ばかりに囚われてないがしろにし放置している心の中のゴミは沢山あるのではないか。
何に対してもおもてなしの心で接することを美徳とした古の心が持てたなら。

土偶を見てほっとする。
素朴なのに洗練された造形だと感じるのは悪臭がしないからだ。
謙虚さを忘れた時、素朴さはたちまち悪臭に変わる。
人に媚びた途端、野性味を失い生命力はぼやけてくる。

心は進化と素への回帰への願望をくるくる回って何処に行きたいのか。

IMG_3992.jpg
↑朝、寺院を清掃する学生たち。

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田んぼで模写6 

薄く色を付け模写は完成。
もっと奥に深みを入れたかったような気がしたが、先生にはこの方がいいといわれて仕上げにした。
模写というのは久しぶりだ。
自分とは違う絵をたどっていく作業は心が無心となりたまには良いと思った。

IMG_4167.jpg

そういえば、この旅の間ずっと頭がぼーっとしていて自分の頭の中が日に日に真っ白になってゆく感じだった。
自分の目だけで見ていたら自分の世界だけに収まっていたと思うが、模写をしたことによってこの島の自然が少し違った目で見れたような気がする。

IMG_3927.jpg

↑マデ先生のお父さん。
稲作一筋で生きてこられた方だ。周辺一帯の田んぼはみんなこのお父さんが守ってきたものだ。
今は引退されて杖をついて歩いている。
この田んぼが本当に良く似合う。

いろんな方たちのお蔭で旅に出られて、現地では素敵な方たちにお世話になり笑顔をたくさんいただいた。
私にとっては奇跡のような旅だったと思う。。

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田んぼで模写5 

IMG_3922.jpg

今日も朝から田んぼで模写。
目がお疲れでとうとう老眼鏡が離せなくなってしまった。

今朝来てみると収穫が終わった田には水が入っていた。
棚田の上の段から順番に収穫され、アヒルたちが放たれ、水が満たされてゆく。
そこには大きな機械音は無く(道路を走るバイクの音だけ)、灌漑の水の音、アヒルの鳴き声、鎌で稲を刈る乾いた音とお母さんたちの声が聞こえる。
脱穀が終わったお米はこうやってお母さん達がひと袋づつ運ぶ、すごいなあ。。

模写はもちろんだが、この田んぼ時間のそばで少しでも時を過ごさせていただいたことは
私にとってとても有意義なことだったと思う。

さて、模写の第三段階墨入れがとうとう終わった。

IMG_3924.jpg

次は着彩だ。
その前にお昼を買いに近くの村の屋台に連れていってもらった。

IMG_3920.jpg

これはミーバソという鳥団子の入った麺スープ。
50円でもこのボリューム、とても美味しかった。

IMG_3907.jpg

屋台の近くのお寺では今夜の満月の儀礼の準備をしていた。
この寺を守るように寄り添っているのはバンヤンツリーの巨木。
うわあ、大きいなあ。
バリ語ではこの樹のことをビギンと言う。
私が大好きな樹。
木や川にに自然の精霊が住んでいると信じられているバリでは、精霊のすむ樹にはお祀りがしてある。
TONYO BINGIN、トニョビギンとはビギンの精霊。
このビギン様ももちろんトニョの樹。

IMG_3914.jpg
IMG_3917.jpg

以前はこの倍の大きさの樹だったのに倒れて半分になったそう、それでもこの大きさだ。
樹は隣接した小学校に倒れ校舎が潰れてしまったという話を聞いて恐ろしくなった。
幸いケガ人は一人も出なかったそうだ。
今私もビギンを描いている。
どうか最後まで完成出来ますようにと小さく祈った。

[次ページに続く]

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田んぼで模写4 

IMG_3885.jpg

彩色筆と隈取筆の二本を使って墨のぼかし工程始まる。
ガイドのワヤン氏に隈取りを教わる。
彼は日本語、バリの精神文化から絵画や彫刻まで広範囲に堪能な方で旅の助けとなって下さった。

線のアウトラインに多めに薄墨を盛り少し湿らした筆でぼかし取る。
線描きと違いひとつのパターンがあり、それが少しづつ分かってきた。
この工程はワヤンさんも少し手伝ってくださり何とか明日には着彩が出来そうだった。

IMG_3904.jpg

先生よりバリコピブレイク。
おやつにピア(確か)というおまんじゅうを出していただいた。
バナナの葉の敷物にヤシの実カップ、かわいいな。

ところで、今日はバリの一年で特別な日。
ここではサカ暦とウク暦という二つの暦が中心となって生活している。
サカ暦は月の満ち欠けに基づいたもので、新月から満月にかけての周期を一ヶ月として12ヶ月で一年。
この暦で先月の新月である3月22日が新年で、サカ暦で10月となる。
サカ暦9月は悪霊が集まる月で、新年に行われるニュピという祭りで悪霊を追い払い新しく良いカミサマをお迎えする。
サカ暦新年の満月が今日4月7日、バリに良い神様たちが集まってくる。
島じゅう大小の寺で今日から儀式が行われたりしてとても神聖な日だそう。
先生もワヤン氏も村の儀礼準備に忙しい時なのに申し訳ない。。。

ウク暦は、一年は30のウク(7日週)から成り一年は210日で、一ヶ月は35日、お寺などの周年祭や儀礼はほとんどこの暦に基づいているそうであるが難しくてまだよく分からない。

IMG_3902.jpg
神聖な新年の白い満月。

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田んぼで模写3 

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朝起きて毎日最初に見る風景。
蚊帳を開けて木扉を開けたら緑の朝が飛び込んでくる。
窓にはガラスも網戸も無く木の扉があるだけだ。
日中気温は高くても湿度の低いインドネシアは夜になると気温が下がる。
開けておいたいたままでも虫などはほとんど入ってこない。

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さて、バリ絵画3日目。
今日も村へ。
道中の風景がお気に入り。
田んぼの道路っぷちには稲魂さまというのか田の神様がひとつひとつ丁寧にお祀りされている。
日本でも見慣れているはずの田んぼがこの祠によってバリらしい風景に変わるのだ。
うちの畑にもこういうの作りたいな、、、。

IMG_4004.jpg

こういうペスみたいな犬がなぜか多い、そのへんを自由に歩き回っている。
残してきたペスを思い出し少し寂しくなる。

IMG_3888.jpg

田んぼアトリエへ着くと早速墨で線描きを始めた。
前の田んぼでは今日も農作業は続いている。
穫り終わった田にアヒルたちが放たれこぼれ籾などを食べている。
この画像は、あやまってアヒルが稲を食べに行ってしまいアヒル飼いのお兄さんに追い立てられているところ。

昼ごはんはパダン料理をブンクス(お持ち帰り弁当)にしたものをドライバーのワヤンさんたちに用意していただき、食べてすぐ再び制作に戻った。
先生の作品を見ながら、線のタッチがきれいだなあと思いながら写す。
抑揚をつける中国や日本の水墨画の線と違い、坦々とした線によって描かれているのに単調では無く爽やかであっけらかんとした透明感がある。

昼過ぎまでかかったが線描きが完成した。
次は薄墨でぼかしながら陰影をつける工程だ。

IMG_3879.jpg
↑線描き完成

次ページへつづく

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