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春の森へ 

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久しぶりに支笏湖へ行ってきた。
まだ芽吹きが始まったばかりの森。
地面は明るく春の日差をたくさん浴びてあたたかかった。
初めて踏み入れる巨木の森にペスは大はしゃぎ。
コントロールが大変なほどだった。
いつもは寝てばかりの犬もここに来て野生の血が騒いでいる。

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テントを張って、犬との初めてのキャンプ。
怖がりの犬だが、居るというだけで森では家とも違う仲間意識が芽生えて心強く感じた。

次の日、私のひみつの森へ入った。
犬は昨日より更にテンションが上がっている。
キツネやうさぎのように飛び跳ねては走りまわり、時々立ち止まって私の位置を確かめる。
笹薮の中でも、倒木の上でも楽しそうについてくる。
心配は私がスケッチしている間じっと我慢できるかということだった。
ところがずっと側で座って待っていてくれた。
えらいぞ。

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森から帰ると少しキャンプ場で眠った。
犬が森で付けてきたダニや葉っぱカスなどを取って帰った。
帰り道、車をゆっくり走らせながら窓を開けたら、
何ということか!森に向かって犬が飛び出してしまったのだ。
じっと森を見ていたと思ったら・・・
幸い怪我は無かったけれど、あ〜〜気をつけなきゃ。

家に着いたら犬をしっかり洗う仕事がまず待っていた。
ペットとのキャンプは楽しいけど仕事が増える。




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博多から帰って 

昨日博多から帰った。
博多阪急での展示会では、とても広い会場でかなりの数の作品が展示された。
とても良い展示だったと思う。

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スタッフの方々が熱心に設営展示して下さったことに本当に感謝!

いろんな場所でたくさんの方々に作品を見て戴くことが創り手としての一番の喜び。
自分の創ったものが、遠い地で、誰かの目に触れるご縁をいただくこと。
有難いことです。

北の自然から受け取ったものを自分に出来うる方法で形にして、それの受け渡しが出来たらという気持ちが自分の仕事を支えていると思う。
一人よがりかもしれないけど、まずは出してみることが大切だなと再び思った。

主催者側にとっては私の展覧会のために経費と時間を沢山かけて下さっていることを思うと
これからもっと頑張らなければと、心は自然と自分にサディステックになる。

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おとといの朝、博多駅近くの住吉神社を訪ねてみた。
小粒の春雨に濡れたクスの巨木の芽吹きは、まぶしい鮮やかな黄緑で、巫女さんの装束ときれいにコーディネイトされていた。

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↑米俵に猫--三日えびす神社の拝殿の俵の上で気持ちよさそうに寝ていたニャンコ先生。

あと6日(日)までどれだけの方々が見てくださるんだろうな。。
もっといろんな方とお話がしたかったなあ。


今日犬の散歩していて、今年初めてタンポポの花を見た。
もう一ヶ月もしたらそこらじゅうタンポポの黄色い畑になっちゃうな。
タンポポは太く長い根を持ち繁殖力が異常ーに強い。
私もタンポポのようなぶっとい女になりたい。
と思ったけど、、、ちょっと違うかな。


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朝散歩 (バリ旅日記つづき) 

<旅日記のつづき>

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この島に来てからは早起きして散歩するようになった。
若き20代のバックパッカー時代は東南アジアの炎天下でリュックを担いで歩けたのに、今は灼熱に身体が対応出来なくなっていた。
北海道の生活で寒冷地仕様になってしまったのか年齢的なものか、多分両方が理由である。
AM10:00からPM4:00は、外を歩き回ることはとても出来ないのでカンネンした。

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よって、朝は6:00ころから出かけて10:00頃に戻ってきて朝食をとるというのが良いということがわかった。
田園地帯の中に人が一人すれ違えるくらいの小径があってとことこ歩いた。
田んぼの水路が道に沿って流れ、水の音が散歩のお供。
農作業に出掛けるおじいさんや欧米人の散歩人と時々出会うと目を合せスマイル挨拶。
ここでも由仁でのお散歩と同じであった。
都会じゃ人と目を合わせることすらしないし、ましては笑ったら気味悪がられるが、田舎は逆で目をそらすと不信がられる。

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牛を連れた人に会ったりもする。

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しばらく歩いていると少し開けた道に出て一匹の犬に会った。
うちの犬によく似た白バリ犬。
ついて行ったらワルンという何でも屋さんがあった。

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少し歩いて口が乾いたのでここでコーラを買って店の前のベンチで休んだ。
ワルンのお母さんに聞いた。

この犬はお母さんの犬?

そうよ、私が飼っている犬で名前は「ぼー」と言うの。

バイクに乗って店におじさんがやってきた。
仕事へ行く前にここでスポンジケーキのようなものを買って食べていた。
いつも買っているようだ。

おじさん、これ美味しい?

ああ、美味しいよ。

じゃあ私もそれを一つちょうだい!

甘くてふわふわで美味しかった。
ボーが足元に寄ってきた。
君のじゃないよ〜。

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店で休んだ後再び歩き出す。
道の脇から伸びた細い道が気になり思わず入ってみた。

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その道は谷へと続いていた。
先日描いたビギンの森のような光景があった。

ほのぼのとした出会い多き朝散歩で時間は瞬く間に過ぎ、太陽は天高く空を青く輝かせる。
宿に戻る頃だ。

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謙虚 

美しく整えられ清掃されている橋を歩いていて、その下を覗いたらの美しい渓谷の斜面には大量のゴミの山が連なる光景を見た。
日中の日差しから逃げる自転車ベチャや乗合バスのべモは姿を消し、バイクとマイカーが道路を占めている。
発展のエネルギーからは新たに生まれてくる排泄物も沢山ある。
その排泄物の受け皿はどこにあるんだろう。
アジアにはかつてどこにも自然へ人への感謝に対するおもてなしの文化があった。
その形がまだ生活に残っているバリ島では、経済発展の波とともに追いつかない問題をいっぱい抱えているだろう。

自分についてはどうか。
新たな進化を求め、目の前にある問題ばかりに囚われてないがしろにし放置している心の中のゴミは沢山あるのではないか。
何に対してもおもてなしの心で接することを美徳とした古の心が持てたなら。

土偶を見てほっとする。
素朴なのに洗練された造形だと感じるのは悪臭がしないからだ。
謙虚さを忘れた時、素朴さはたちまち悪臭に変わる。
人に媚びた途端、野性味を失い生命力はぼやけてくる。

心は進化と素への回帰への願望をくるくる回って何処に行きたいのか。

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↑朝、寺院を清掃する学生たち。

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福岡にて個展 

ゴールデンウイークの福岡での展示会のお知らせです。
冬の絵の新作を発表します。
今までとは少し違う画材も使用した雪の絵たちも出品します。
来週末は博多に飛びます!



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小島加奈子展 

■ 2012年4月25日(水)〜5月6日(日) AM10:00〜PM8:00
■ 会場  博多阪急百貨店 7階イベントホールミューズにて
  〒812-0012 福岡市博多区博多駅中央街1番1号
■ 来場日 : 28日(土)・29日(日)・30日(月)



 

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田んぼで模写6 

薄く色を付け模写は完成。
もっと奥に深みを入れたかったような気がしたが、先生にはこの方がいいといわれて仕上げにした。
模写というのは久しぶりだ。
自分とは違う絵をたどっていく作業は心が無心となりたまには良いと思った。

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そういえば、この旅の間ずっと頭がぼーっとしていて自分の頭の中が日に日に真っ白になってゆく感じだった。
自分の目だけで見ていたら自分の世界だけに収まっていたと思うが、模写をしたことによってこの島の自然が少し違った目で見れたような気がする。

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↑マデ先生のお父さん。
稲作一筋で生きてこられた方だ。周辺一帯の田んぼはみんなこのお父さんが守ってきたものだ。
今は引退されて杖をついて歩いている。
この田んぼが本当に良く似合う。

いろんな方たちのお蔭で旅に出られて、現地では素敵な方たちにお世話になり笑顔をたくさんいただいた。
私にとっては奇跡のような旅だったと思う。。

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田んぼで模写5 

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今日も朝から田んぼで模写。
目がお疲れでとうとう老眼鏡が離せなくなってしまった。

今朝来てみると収穫が終わった田には水が入っていた。
棚田の上の段から順番に収穫され、アヒルたちが放たれ、水が満たされてゆく。
そこには大きな機械音は無く(道路を走るバイクの音だけ)、灌漑の水の音、アヒルの鳴き声、鎌で稲を刈る乾いた音とお母さんたちの声が聞こえる。
脱穀が終わったお米はこうやってお母さん達がひと袋づつ運ぶ、すごいなあ。。

模写はもちろんだが、この田んぼ時間のそばで少しでも時を過ごさせていただいたことは
私にとってとても有意義なことだったと思う。

さて、模写の第三段階墨入れがとうとう終わった。

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次は着彩だ。
その前にお昼を買いに近くの村の屋台に連れていってもらった。

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これはミーバソという鳥団子の入った麺スープ。
50円でもこのボリューム、とても美味しかった。

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屋台の近くのお寺では今夜の満月の儀礼の準備をしていた。
この寺を守るように寄り添っているのはバンヤンツリーの巨木。
うわあ、大きいなあ。
バリ語ではこの樹のことをビギンと言う。
私が大好きな樹。
木や川にに自然の精霊が住んでいると信じられているバリでは、精霊のすむ樹にはお祀りがしてある。
TONYO BINGIN、トニョビギンとはビギンの精霊。
このビギン様ももちろんトニョの樹。

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以前はこの倍の大きさの樹だったのに倒れて半分になったそう、それでもこの大きさだ。
樹は隣接した小学校に倒れ校舎が潰れてしまったという話を聞いて恐ろしくなった。
幸いケガ人は一人も出なかったそうだ。
今私もビギンを描いている。
どうか最後まで完成出来ますようにと小さく祈った。

[次ページに続く]

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田んぼで模写4 

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彩色筆と隈取筆の二本を使って墨のぼかし工程始まる。
ガイドのワヤン氏に隈取りを教わる。
彼は日本語、バリの精神文化から絵画や彫刻まで広範囲に堪能な方で旅の助けとなって下さった。

線のアウトラインに多めに薄墨を盛り少し湿らした筆でぼかし取る。
線描きと違いひとつのパターンがあり、それが少しづつ分かってきた。
この工程はワヤンさんも少し手伝ってくださり何とか明日には着彩が出来そうだった。

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先生よりバリコピブレイク。
おやつにピア(確か)というおまんじゅうを出していただいた。
バナナの葉の敷物にヤシの実カップ、かわいいな。

ところで、今日はバリの一年で特別な日。
ここではサカ暦とウク暦という二つの暦が中心となって生活している。
サカ暦は月の満ち欠けに基づいたもので、新月から満月にかけての周期を一ヶ月として12ヶ月で一年。
この暦で先月の新月である3月22日が新年で、サカ暦で10月となる。
サカ暦9月は悪霊が集まる月で、新年に行われるニュピという祭りで悪霊を追い払い新しく良いカミサマをお迎えする。
サカ暦新年の満月が今日4月7日、バリに良い神様たちが集まってくる。
島じゅう大小の寺で今日から儀式が行われたりしてとても神聖な日だそう。
先生もワヤン氏も村の儀礼準備に忙しい時なのに申し訳ない。。。

ウク暦は、一年は30のウク(7日週)から成り一年は210日で、一ヶ月は35日、お寺などの周年祭や儀礼はほとんどこの暦に基づいているそうであるが難しくてまだよく分からない。

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神聖な新年の白い満月。

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田んぼで模写3 

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朝起きて毎日最初に見る風景。
蚊帳を開けて木扉を開けたら緑の朝が飛び込んでくる。
窓にはガラスも網戸も無く木の扉があるだけだ。
日中気温は高くても湿度の低いインドネシアは夜になると気温が下がる。
開けておいたいたままでも虫などはほとんど入ってこない。

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さて、バリ絵画3日目。
今日も村へ。
道中の風景がお気に入り。
田んぼの道路っぷちには稲魂さまというのか田の神様がひとつひとつ丁寧にお祀りされている。
日本でも見慣れているはずの田んぼがこの祠によってバリらしい風景に変わるのだ。
うちの畑にもこういうの作りたいな、、、。

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こういうペスみたいな犬がなぜか多い、そのへんを自由に歩き回っている。
残してきたペスを思い出し少し寂しくなる。

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田んぼアトリエへ着くと早速墨で線描きを始めた。
前の田んぼでは今日も農作業は続いている。
穫り終わった田にアヒルたちが放たれこぼれ籾などを食べている。
この画像は、あやまってアヒルが稲を食べに行ってしまいアヒル飼いのお兄さんに追い立てられているところ。

昼ごはんはパダン料理をブンクス(お持ち帰り弁当)にしたものをドライバーのワヤンさんたちに用意していただき、食べてすぐ再び制作に戻った。
先生の作品を見ながら、線のタッチがきれいだなあと思いながら写す。
抑揚をつける中国や日本の水墨画の線と違い、坦々とした線によって描かれているのに単調では無く爽やかであっけらかんとした透明感がある。

昼過ぎまでかかったが線描きが完成した。
次は薄墨でぼかしながら陰影をつける工程だ。

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↑線描き完成

次ページへつづく

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田んぼで模写2 

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朝はテラスのテーブルのポットでコーヒーを入れて飲む。
上澄みを飲むバリスタイルのコーヒーだ。
しばらくすると宿の大女将がお供えものを持って部屋の前に2箇所と部屋の神棚にひとつ置く。

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毎朝この花カゴあるいは朝一番に炊いたお米を数粒バナナの葉に載せた供物を屋敷の神様たちにお供えする。
毎日がお正月のようだ。
この宿はまた真っ赤なハイビスカスを階段や玄関扉前やトイレやベッドまで毎朝丁寧に飾る。
赤い色が魔除けになるのかな。

今日も朝から田んぼアトリエへ昨日の続きを描きに。

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田んぼの東屋の入口にも神様の護符と神棚があり、足元にはバナナの葉にお米がお供えされています。
東屋神様に見守られているよう。
今日も気合を入れた。
さて、作業は昨日の続きで鉛筆で下書き。
木の奥の闇の部分にもヤシの木や滝などが書き込んであるので全て書き写すには昼過ぎまでかかった。

下書きが描けて次の工程は、墨による線描き。
これは絵の中でとても大事な作業だ。
イエップというペンを使う。
このペンは棕櫚の樹皮を切り、先をペン先のように削って使う。
墨の吸い込みも良くかなり細い線まで描ける。
ただまめに穂先を削らないとすぐ線が乱れる。
扱いに慣れるまで教わりながら練習する。

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↑イエップによる線描き。
絵が生きるも死ぬもこの線書きにまずかかっていると思い緊張しながら描いた。
少しづつ浮かび上がってくる形が嬉しい。
線描きは明日にも続く。

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鶏親子たちが辺りをぽっぽと歩く。猫や犬に追いかけられないのかしら、なんというおおらかさ。
私は今日も眉間に皺をよせてちまちま描いて終わった。

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田んぼで模写1 

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バリ絵画を描く一日目。
ウブド郊外の田園地帯の村へ。

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田んぼに囲まれた東屋が作業場である。

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今回絵を教えてもらうのはマデ・マリアスタさん。
墨とアクリルを使ったバリのトラディショナルスタイルの画家である。
まずは数ある作品の中から模写をする作品を選ぶ。
田園風景の絵やヒンドゥの神様の絵、神話の絵など大きさもさまざま。
この右側の絵のバンヤンの木々の緻密で暗闇の奥まで描き込んである森にひかれ模写させていただくことになった。
先生はこの絵を描き上げるのに4ヶ月もかかったそうである。

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13X18cmのキャンソン紙に作品を見ながら鉛筆で下書きをすることから始める。

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この細さである。
そう簡単には下書きすら終わらない。

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そよ風に稲穂が揺れ、小鳥の涼しい声が柔らかな空気に溶け、穫り終わった田にはアヒルたちが賑やかに鳴き、東屋のまわりを鶏たちが歩く。
描く作業は朝9時半から夕方5時頃まで。
結局下書きも終わらなかった。
のどかで素晴らしい環境での仕事であるにも関わらず、とてもハードルの高い作業を選んでしまったことに少しめげそうになったが、やめるわけにもいかない。
農村でこういった絵を描く画家たちは農作業や家の雑時を片ずけながら合間の時間に少しづつゆっくり作品を仕上げてゆく。
私のように時間の限られたものが瞬発力で描くのはなんか違うんだろうなあ・・・。

しかし明日も朝から頑張るのだ。




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ウブドに着く2 

着いた日。
肌に刺す強い日差しの中、町へお昼を食べに行ってその足で旅のコーディネイトをする会社へ向かう。
旅は流れにまかせつつも短い旅の日程の中でやってみたいことが二つあったのだ。
バリ絵画を少しやってみたいということと、山の上にあるルンプヤン寺院に行くということ。
その二つの情報などを聞きに行き、早速そこで絵の先生を紹介してもらい次の日の朝から通うことになった。

その夜はサンガ・セニ・リッタデウィというガムランと舞踏のグループの公演を見た。

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伝統的な演目とデウィさんというダンサーが創作したダンスなど新鮮で楽しい舞台が見れた。
踊っているという概念を忘れるほど踊りは身体の細胞の隅々までに染み込んでいて、その夢中な様に美の神様は降りてきちゃうんだなあと思った。
踊るを超えるような踊りのように、描くを超えるような表現を・・まだ遠すぎる自分を情けなく思った。





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ウブドに着く 

深夜に空港着。
宿からお迎えが来るはずが来る気配がない。
諦めて空港でタクシーチケットを買ってウブドの宿に向かう、宿まで約一時間。
昔よりもタクシーの車が数段に良く快適、インドネシアの経済のスピードを感じた。

ロスメンという民宿を取ったので暗闇の中に小さな看板があるだけで目印は少ない、ちょっと不安。
田んぼの小路を月明かりたよりにとぼとぼと宿まで歩いた。
着くと屋敷は真っ暗。
奥に母屋があるらしく呼んだらご主人と奥さんが出てきた。
どうも日にちを一日間違えられていたようだった。
奥さんにとても恐縮され部屋に案内してもらった。
着いた安心でぐっすり眠れた。

「あ〜また来れたんだこの島に。」



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赤道付近の島旅 

インドネシアのバリ島のウブドという村に行ってきた。
バリは学生の頃初めて旅した地。
その土地が持っている懐かしい世界にはまってしまい、
旅すること表現することの楽しみをこの島に教えてもらった。
あれから20年あまり、再び原点に帰って旅がしたくなった。

ちょっと無理も重なったけど、今の自分の居場所を確かめるのは旅が一番だと思ったから。
これからのブログはしばらく旅の追想。



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月の輝く夜に 

月の輝く冬の夜、犬とともに表へ出た。
セーターを羽織らなくても平気だった。
今年もようやく春が来てるんだな。
煙突を見上げたら、銀色の月が、手に届くほど近くにいるみたいでほっとした。
明るい蒼宙の下、暗い山まで続く雪原は華やいでいた。
小さな雪の妖精たちが冬を惜しんで踊り続けているみたいな、
そんな気配のする三月の満月イブだ。


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異界 

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犬のカンジキ散歩をしている。
吹雪後の晴れ上がった空の下、田園地帯の雪原には風が作った美しいレリーフが現れる。
ピラミッドの彫刻や延々と続く波のレリーフなどの白い作品を見ながら歩く。
犬は走った時に飛ぶ小さな雪玉が斜面をコロコロ転がっていくのを面白がって追いかける。
雪玉が生きもののように走って見えるからおもしろいのだ。

珊瑚の海の波打ち際。
巨木のある北の森。
ガジュマルの樹の下。
能舞台。
好きな場所には、怖さと清さの境目の異界というか美しい不思議がある。
吹雪のあとの雪原は犬に教えてもらった新しい世界。

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しばれ晴れの大空 

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寒くて晴れた大空は
朝も昼も夜も美しい絵を見せてくれる。
出来るものなら雪原の上で寝袋にくるまって
ずうーっと見ていたい。
きっとすぐに鼻から凍ってしまうね。


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小さな夢 

 
十年よりちょっと前のある日、森で朽ちた株の上のどんぐりの幼い木を見つけた。
森を覆う枝葉の隙間から溢れた陽がスポットライトのようにその小さな木に差し込んでいて、
その光景を見た時、私の心にひとつの小さな芽生えがあった。
株を描くということ。

森という生きものの共同体の中で、株は自分に芽生えた小さな命を守っていた。

朽ちていく株がまるでこの小さな新しい命の輝きに喜んで愛を捧げているように見えた。
けなげで愛しく思った。

樹の子供も子ギツネも命の輝きを守っていくのは成長し成熟した命たちだ。
成熟した森が若い生命を育み、より豊かな森を作る。

今朝の新聞で福島県の子供医療費の無料化を断念したという記事を見た。
日本という国の本当の貧しさ成熟の無さを感じずにはいられなかった。
国は自国を愛せない信じられない子供の心を育んでいるようで悲しくなる。
かわいい子供のタレントたちの元気に大人たちが癒されているばかりでなく
国という母親が身を犠牲にしてでも子供達をしっかり守っていかなければ日本はますます脆弱な国になってゆくように思えてしかたが無い。
子供たちの小さな夢を大きく育くめるのは安心できる環境・大地のゆりかごなのだと思う。

・作品は「小さくて大きな夢」





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眠るるる 

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私が二階の仕事場で制作している間
ペスはいつも一階のストーブの前でぬくぬくだらりと寝そべっている。
ゴハンと遊びとトイレの時以外はずっとこのスタイル。
食べる心配が無いからかなあ、この緊張感の無さ。
うらやまし。






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おお犬ばか 

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我が家のペスのお耳。。
垂れ耳だと思っていたら少しずつ片耳上がり
年が開けたら立ち耳の犬になっていた。
こういうブログを公開しているオヤバカ中の私である。
夫には大イヌバカだと言われる。


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